進捗・お知らせ
2018.09.01
ニューマチックケーソン工法について
お知らせ
ニューマチックケーソン工法とは?
ニューマチックケーソン工法の歴史は古く1841年(177年前)にフランスで開発され、
『ニューヨークのブルックリン橋』や『パリのエッフェル塔』の基礎などに採用されています。
また、豊田市では矢作川に架かる豊田大橋、高橋、竜宮橋(既設)など様々な橋梁基礎に用いられております。
ニューマチックケーソンは、地上で構築した構造物を地下に沈めていきます。
したがって、地上ではこれといって変化がないのが特徴です。
ニューマチックケーソンの原理は?
コップを逆さにして水の中に入れると、 コップ内に空気を送り込むと、 この原理を利用して、作業室内を圧縮空気で
コップ内に水が入って内部の空気圧と 内部の空気圧が上昇して 満たすことにより、作業空間が生まれ、掘削
水圧が等しくなる 水が排出される 作業が可能となる
周辺環境への影響は?
ニューマチックケーソン工法と一般的な開削工法との大きな違いは下の模式図にあるように、
地下水流の遮断とポンプによる地下水の汲み上げを行なわないという点です。
これにより、周辺環境への影響が少ない工法となっております。
2018.09.01
工法の作業手順
お知らせ
ニューマチックケーソン工法の作業の流れ
①据付地盤整地・刃口金物据付・ ②コンクリート構造物構築(1ロット) ③口開け掘削
土砂セントル
④掘削設備設置・沈下掘削(1ロット) ⑤コンクリート構造物構築(2・3ロット) ⑥沈下掘削(2ロット)
⑦掘削設備解体~断気、艤装設備解体
『専門用語説明』
・刃口金物…沈下掘削を行う際に、上部のコンクリート構造物の自重を受ける先端(一番深い位置)の部分を指し、
その補強鋼板が刃口金物と呼ばれます。
・土砂セントル…沈下掘削時に作業員が作業する場所を予め土砂等で盛り立て、口開け掘削時に作業空間となる盛土のこと。
また、口開掘削は、その盛土の撤去作業のことを指します。
・マンロック…作業室は高気圧下の為、事前に作業員の身体を高気圧下に慣らす必要があります。
マンロック内に於いて、加圧・減圧作業を行い作業室内への出入りを行う設備となります。
・マテリアルロック…潜函ショベルで掘削した土砂を土砂バケツに詰め込みクレーンにて函外に排土するための設備となります。